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ややこしい話

“令和5年4月14日”はネパールのお正月です。

日本に「令和」という和暦があるように、ネパールにも独自の暦があります。
ネパール暦では年号だけではなく、月も異なるため、
ネパール人は毎日、「西暦とネパール暦」二つの暦を使い分けています。
それに加え、一般には使用されていない公式の暦もあります。
それを含めると、ネパールには三種類の暦が存在し、その三種類すべての年号や月が異なります。

ネパールの暦はビクラム・サンバット(Vikram Samvat)という暦で計算されます。
※下記から「B.S.」と表記しています。

例えば、2023年の4月14日は
B.S.2080年1月(Baishakh-バイサック)1日となり、「お正月」なのです。
※ネパール暦の1月はBaishakh-バイサックと言います。

日本暦と比べると、年号は57年、そして月は4カ月半くらいズレています。

その上、同じネパールに住んでいても、ネワール族はまたちょっと違うのです。
2023年をネワール族で使用する暦、ネワール・サンバットに換算すると、1143年になります。

ややこしいですね~

ちなみに上の画像は、ネパールの1月(バイサック)のカレンダーです。
右下に書いてある数字は西暦の日付になります。

数字やカレンダーの読み方は世界共通と思いきや、国の分だけ考えや捉え方があります。
一つの見方だけではなく、様々な考え方を知っていただきたく、ネパールの文化をご紹介しました。

ややこしい話をお読みいただきありがとうございました。🙇