住宅街の中に、まちライブラリーを開設される際の新装工事のお手伝いをさせて頂きました。
まちライブラリーは、訪れたみなさんが持ち寄った本で徐々に本を増やしていき、独自の図書館を作っていく場所です。
まちのあちこちにメッセージ付きの「本」を置き、借りあうことをとおして、「本」で人の縁を紡ぐ活動です。
陶芸教室やワークショップなどの様々なイベントも計画されています。大人も子どもも誰でも気軽に来れる場所をめざし、落ち着いてすごせるような空間を創りたいという思いでスタートしました。
エントランススペースには本の販売スペースを設けています。
さらに奥に進んでいくと、手前には本を読んだり自由に勉強などができるようにテーブル・椅子が並んだスペースがあります。
その一角にはキッズコーナーを設け、小さいお子様も退屈せずに過ごせます。床のブルーのタイルカーペットは、オーナー様のお好きなクジラをモチーフにデザインしたものです。
クジラが持っている誰もを受け入れてくれる大らかさを、このライブラリーの存在に重ね、内装として表現できる方法を考えました。
その奥にはワークショップ等ができるスペースを確保し、床に座ってゆったりと過ごせるように全体的にタイルカーペットを貼りました。一部にはソファのスペースもあり、お子様も大人の方々も、自由な姿勢で自由に過ごせます。
真ん中にある柱は構造上取ることができないので、フェイクグリーン・本棚・「フリースペース ゼロ」というこのライブラリーのロゴマークを大きく入れて、敢えて目立たせています。
また大きなテーブルでは、陶芸教室のほかにも夏休みの工作の宿題をしに来たり、友達と一緒に勉強をしたり、使い方も様々です。