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建築のおはなし②

豊島美術館に続いて、私の好きな建築のおはなし。

ふたつめは、岐阜県多治見市モザイクタイルミュージアムです。

http://www.mosaictile-museum.jp/

■多治見市モザイクタイルミュージアム

施釉磁器モザイクタイル発祥の地にして、全国一の生産量を誇る多治見市笠原町に誕生したモザイクタイルミュージアムは、タイルについての情報が何でも揃い、新たな可能性を生み出すミュージアムです。
設計は、独創的な建築で世界的な評価の高い建築家、藤森照信氏。タイルの原料を掘り出す「粘土山」を思わせる外観は、地場産業のシンボルとして、なつかしいのに新鮮な、不思議な印象を与えます。
タイルは、単調な壁や床を彩り、楽しい景色を創り出すことで、ひとやまちを元気にします。
その魅力を知っていただくために、膨大なタイルのコレクションを基盤に、この地域で培われてきたタイルの情報や知識、技術を発信。さらに、訪れた方々がタイルの楽しさに触れ、タイルを介して交流して、モザイクタイルのように大きな新しい絵を描いていける、そんなミュージアムを目指します。(HPより抜粋)

こちらが外観。

遠目から外観が見えただけで思わずわくわく!!

藤森氏設計の建物は、まるでジブリの世界の中にでも迷い込んだかのような気持ちにさせてくれます。

「建築物を構成する素材の中で最も根源的なものは何か」という問いに、「土」とおっしゃっている藤森氏。

こちらのミュージアムで展示されているタイルもまた、原点は「土」。

外壁は、そんな「土」を思い起こさせるような仕上げで、よーく見るとそこにはタイルがたくさん埋まっています。そこに点在する小窓は思わず覗きこみたくなります。

エントランスへの扉は、このいびつな、何とも小さくてかわいらしい形が建物の外観のアクセントのようにも感じます。

あ、庇にもタイルが!

建物内部は、いたるところにタイル。

あちらにもこちらにもタイル。足元にもタイル。階数表示にもタイル。

かわいくてたまらない…!!

薄暗い階段は、屋上からの自然光がとても印象的です。

登り切った先には一体どんな景色があるのだろうと、惹きつけらていきます。

館内の写真はほとんどないのですが…、こちらは4Fの屋上展示スペースをHPより抜粋。

日本で流通しているタイルのほとんどが、この多治見市笠原町で作られているとのこと。

その歴史やたくさんのタイルが館内にはたくさん展示されています。

最後には体験コーナーもありますよ!

実はこの日、閉館時間に追われながら駆け足で回ることになってしまったのが残念です…

2016年6月オープンのこちらのミュージアム。オープン当初に訪れたので、また機会を見つけて今度はゆっくりと行きたいなと思っています。

その頃には、建物の輪郭を覆うようにちょこちょこと生えていた植物も大きくなって、また違った表情に出会えそうです!!