今日は、現場のお話ではなく、内装プランのご提案をする時に作成する提案書について。
弊社は内装工事会社として、工事をさせて頂いています。
内装デザインが全て決まった状態で工事のみをお受けすることもあれば、内装デザインの計画も合わせてご依頼頂く場合もあります。
そして、その後者の場合は、必ず図面をひいて提案書をご用意します。
もちろん主役は内装なのですが、そのイメージがより伝わりやすくなればいいな、こんな思いを伝えたいな、といった気持ちを込めて提案書をつくっていきます。
そんな中、ご提案内容や会社様に合わせて、レイアウトや文字の書体・サイズ、色味などにも、実はこだわりを持ってつくっています。
これじゃない。
うーん、これでもない…。
はて……これでもないな…。
…と、人知れず小さなところに思いや悩むことも多い作業です。
時には、一番内装プランには関わりのないと思われる提案書の『表紙』にこだわることもあれば、提案書の紙にこだわってご用意することもあります。
提案書をお渡しする時に、一番初めに目に触れる『表紙』は、やはり提案書の印象を左右するものだと思いますし、
さらに、同じものをプリントアウトしても、紙によって伝わる印象もガラっと変わってしまいます。
そんな訳で、紙を選ぶときには、画材屋さんでその種類の多さにびっくりして、紙の世界の奥深さを垣間見る事になります。
また、真っ白な所に何でも自由に表現できる『表紙』を前に、デザイナーさんのすごさを改めて実感します。
アウトプットするためには、インプットがとても大事だと実感する場面でもあります。
気になる建築を見に行ったり、美術館へ行ったり、本を読んだり…
実はとても楽しいインプットの時間。
限られた時間の中でも、視野を広く、アクティブに動きたいものです。
もちろん、内装の勉強も!
色んなことを少しずつかじる度に、それぞれの世界の奥深さに驚くばかりです。
そして、それをきっかけに少しずつ引き出しを増やしながら、よりお客様のイメージを具現化できるように。
さらに、『おっ!』というご提案ができるように。今日もまたコツコツと図面をひきます!