オフィス環境の老朽化や働き方の変化に伴い、オフィス改修工事を検討される企業様が増えています。
しかし、改修工事と改装工事の違いや具体的な費用相場、活用できる補助金など、わからないことも多いのではないでしょうか。
本記事では、オフィス改修工事の基礎知識から費用相場、補助金の活用方法まで、企業のオフィス改修を成功に導くための情報を詳しく解説します。
オフィス改修を検討されている企業様は、ぜひ参考にしてください。
スタッフ全員が現場経験者。
細かいご要望にも対応できます。
オフィスの改修工事とは

写真:©スターリンエルメンドルフ
最初に、改修工事について定義を明確にしておきましょう。
改修工事の意味
改修工事とは、建物や設備の老朽化した部分を新築時の状態に戻したり、機能を向上させたりする工事のことを指します。
オフィスにおける改修工事では、経年劣化した内装や設備を修復するだけでなく、現代の働き方に合わせた機能性の向上や、より快適な労働環境の実現を目指します。
具体的には、壁紙やフローリングの張り替え、照明設備の更新、空調設備の改善などが挙げられます。
また、改修工事は建物の資産価値を維持し、長期的に使用できる状態を保つための重要な投資です。
改修工事と改装工事、修繕工事の違い
オフィスの工事には改修工事のほかに、改装工事や修繕工事といった似た言葉があります。
これらの違いを正しく理解することで、自社に必要な工事の種類を適切に選択することができます。
以下の表で、それぞれの工事の特徴と目的を比較します。
| 工事の種類 | 目的 | 工事内容の例 | 規模 |
| 改修工事 | 老朽化した部分を修復し、機能を向上させる | 内装の全面リニューアル、設備の更新、レイアウト変更 | 中〜大規模 |
| 改装工事 | デザインや用途を変更し、新しい価値を創造する | オフィスの大規模なリノベーション、用途変更を伴う全面改装 | 大規模 |
| 修繕工事 | 破損や劣化した部分を元の状態に戻す | 壁の補修、設備の部分的な交換、小規模な修理 | 小〜中規模 |
改修工事は機能性の向上を含む点で修繕工事より広範囲であり、改装工事は用途やデザインの大幅な変更を伴う点で改修工事よりも規模が大きいという違いがあります。
オフィス改修工事の目的・メリット

次に、オフィス改修工事の目的とメリットについて詳しく説明します。
生産性の向上
オフィス改修工事は、従業員の生産性の向上に影響を与えます。
これは、最新の設備や機能的なレイアウトを導入することで、業務の効率が改善されるためです。
例えば、集中作業スペースとコミュニケーションスペースを適切に配置することで、作業の質が向上します。
また、照明や空調を最適化することで、快適な労働環境が実現し、従業員のパフォーマンスが高まります。
さらに、デジタル化に対応した電源設備やネットワーク環境の整備により、現代のビジネスに必要な作業環境を整えることができます。
これらの改善により、企業全体の生産性が大きく向上することが期待できます。
従業員の満足率の向上
快適で機能的なオフィス環境は、従業員の満足度を高める重要な要素です。
改修工事によって清潔で明るい空間が実現すれば、従業員のモチベーションの向上につながります。
また、リフレッシュスペースや休憩エリアの充実は、従業員のストレス軽減にもつながります。
このように、働きやすい環境は人材の定着率の向上や採用活動にもプラスの影響を与えます。
従業員が誇りを持って働ける環境を整えることが、企業の競争力の強化につながります。
企業ブランドの強化
オフィスは企業の顔であり、ブランドイメージを表現する重要な場所です。
改修工事によって洗練されたデザインや企業理念を反映した空間をつくることで、訪問者や取引先に好印象を与えることができます。
特に、エントランスや会議室などの来客スペースを充実させることで、企業の信頼性や先進性をアピールすることもできます。
また、環境に配慮した設備の導入は、企業の社会的責任への取り組みを示すことにもつながります。
このように、魅力的なオフィス環境は、採用活動においても企業の魅力を伝える重要な要素となり、優秀な人材の獲得につながるのです。
オフィス改修工事の費用相場と内訳
写真:©スターリンエルメンドルフ
次に、オフィスの改修工事の費用について解説します。
具体的な内訳も提示しているので、参考にしてください。
オフィス改修工事の費用相場
オフィス改修工事の費用は、工事の規模や内容によって変わってきます。
一般的には坪単価で計算され、改修の程度によって価格帯が変わります。
以下の表は、オフィス改修工事の一般的な費用相場を示したものです。
| 価格帯 | 坪単価 | 工事内容 |
| 低価格帯 | 10〜20万円 | 最小限の内装変更、既存設備の部分的な更新、簡易的な改修 |
| 中価格帯 | 20〜50万円 | 標準的な内装工事、設備の全面的な更新、レイアウト変更を含む改修 |
| 高価格帯 | 50万円以上 | 大規模なリノベーション、高級素材の使用、特注家具や最新設備の導入 |
小規模なオフィスリフォームであれば比較的低予算で実施できますが、大規模なオフィスビルなどの改修工事では高額な費用が必要となる傾向があります。
工事内容別の費用内訳
オフィス改修工事の費用は、さまざまな項目で構成されています。
予算計画を立てる際には、各項目の費用を把握しておくことが重要です。
以下の表は、一般的な工事内容別の費用内訳と全体に占める割合の目安を示したものです。
| 工事項目 | 費用の割合 | 内容 |
| 内装工事 | 40〜50% | 床・壁・天井の仕上げ、パーテーション設置、建具工事など |
| 設備工事 | 25〜35% | 電気設備、空調設備、給排水設備、通信設備の工事 |
| 設計費 | 10〜15% | 設計図面の作成、プランニング、監理費用 |
| 解体費・産業廃棄物処理費 | 10〜15% | 既存設備の撤去、廃材の処分費用 |
| その他 | 5〜10% | 仮設工事、諸経費、予備費など |
内装工事が全体の大きな割合を占めますが、設備工事も快適なオフィス環境を実現するために重要な投資です。
また、既存のオフィスを改修する場合は、解体費や産業廃棄物処理費も考慮する必要があります。
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改修工事に使える補助金・助成金

次に、改修工事をする際に使える補助金や助成金について解説します。
なお、申請の流れや条件などは、各公式ホームページで一度確認しましょう。
補助金申請の条件と流れ

オフィス改修工事では、国や自治体が提供する補助金や助成金を活用できる場合があります。
これらを利用することで、工事費用の負担を軽減することができます。
しかし、補助金の申請をスムーズに進めるためには、事前に条件や流れを把握しておくことが重要です。
一般的な申請の流れは以下の通りです。
- 情報収集と対象確認
自治体や関係機関のウェブサイトで利用可能な補助金制度を調べ、自社の改修計画が対象となるかを確認する。
- 事前相談
申請前に担当窓口に相談し、必要書類や申請条件の詳細を確認する。
多くの場合、工事着工前の申請が必要である。
- 申請書類の準備
申請書、工事計画書、見積書、企業の財務書類など、必要な書類を揃える。
- 申請書の提出
申請期間内に必要書類を提出する。
申請期間は限られているため、余裕を持って準備する。
- 審査・採択通知
提出した書類が審査され、採択可否が通知される。
審査には数週間から数ヵ月かかる場合がある。
- 工事の実施
補助金申請が採択された場合、計画通りに工事を実施する。
申請内容と異なる工事を行うと補助金が受けられないことがある。
- 完了報告と補助金交付
工事完了後、実績報告書を提出し、審査を経て補助金が交付される。
補助金活用における注意点
補助金を活用する際には、いくつかの重要な注意点があります。
これらを事前に理解しておくことで、申請の失敗やトラブルを避けることができます。
申請期間
補助金制度には、明確な申請期間が設定されています。
多くの補助金は年度ごとに募集が行われ、予算に達し次第終了となる場合があります。
このため、オフィス改修を計画する際には、早めに情報を収集し、申請期間を確認しておくことが重要です。
なお、申請期間を過ぎてからの受付はできないため、スケジュールに余裕を持って準備を進めることをおすすめします。
また、申請から採択までの期間も考慮し、工事開始時期を計画しましょう。
要件の変更
補助金制度の要件は、年度や社会情勢によって変更されることがあります。
例えば、前年度まで対象だった工事内容が、翌年度には対象外になるケースもあります。
また、補助率や上限額が変更されることもあるため、最新の情報を確認することが重要です。
これは、制度の変更によって、当初の計画を見直す必要が生じることもあるためです。
採択後の報告義務
補助金の採択後には、さまざまな報告義務が発生します。
具体的には、工事の進捗状況の報告や、完了後の実績報告書の提出などが求められます。
また、補助金を受けた設備や改修部分は、一定期間の保有義務や目的外使用の禁止などの条件が課される場合があります。
なお、報告義務を怠ると、補助金の返還を求められることもあるため、採択後も責任を持って対応する必要があります。
必要に応じて写真撮影や書類の保管を行い、報告に備えることが重要です。
理想の働き方の実現へ!社員を惹きつけるオフィス改修の成功事例3選
ここからは、弊社の施工事例を用いながら各事例の特徴を説明します。
ぜひ、オフィス作りの参考にしてください。
【事例1】都市景観を活かしたモダンな会議スペースへの改修
この事例では、大きな窓から都市の景観を取り込み、自然光がたっぷりと入る明るい会議スペースを実現しました。
写真:©スターリンエルメンドルフ
木目調のアクセントウォールとモダンなペンダントライトを組み合わせることで、洗練された雰囲気を演出しています。
オレンジ色のチェアが空間に温かみを加え、創造的なディスカッションを促進する環境となっています。
写真:©スターリンエルメンドルフ
同じフロアには、観葉植物を豊富に配置したリラックスできるミーティングエリアも設置されています。
オフィス内を用途に応じて使い分けることができ、多様な働き方に対応した改修事例です。
また、カーテンで仕切ることができる設計により、プライバシーを確保しながらも開放感のある空間を両立させています。
【事例2】インダストリアルデザインを取り入れた創造的ワークスペース
この事例では、オフィスをコンクリート打ちっぱなしの天井と壁を活かしたインダストリアルスタイルへと改修しました。

無垢材を使用した造作家具や収納棚が空間全体に温かみを加え、無機質な素材とのコントラストが独特の雰囲気を生み出しています。
また、レトロなデザインの照明器具や大型の時計がアクセントとなり、クリエイティブな発想を刺激する環境となっています。
フリーアドレス形式のデスク配置により柔軟な働き方を実現し、豊富な収納スペースで整理整頓された快適な執務環境を確保しています。

また、全面木目調で統一されたエントランスエリアは、来訪者に落ち着いた印象を与え、企業の品格を表現する空間として機能しています。
【事例3】自然素材とグリーンで心地よいコミュニケーション空間を実現
この事例では、木の温もりを感じられる自然素材を全面的に採用し、従業員の健康と快適性を重視したオフィスの改修を実現しました。
梁を活かした天井デザインと間接照明により、落ち着いた雰囲気を演出しています。

豊富な観葉植物を配置したグリーンパーティションは、視覚的な癒し効果とともに適度なプライバシーを確保する役割を果たしています。
カラフルなソファやテーブルを配置した多目的スペースは、休憩や打ち合わせ、カジュアルなミーティングなどさまざまな用途に対応します。

また、木目調のブラインドで外光を調整しながら、自然光を取り入れた明るい空間となっており、従業員のリフレッシュとコミュニケーション活性化を促進する改修事例です。
まとめ

オフィス改修工事は、生産性の向上や従業員満足度の向上、企業ブランドの強化など、多くのメリットをもたらします。
費用相場は工事の規模や内容によって異なりますが、補助金を活用することで負担を軽減できる可能性があります。
オフィスの改修を成功させるためには、信頼できる施工会社の選定が重要です。
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