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【事例あり】オフィスパーティション工事とは|種類・選び方・費用を解説

オフィスの空間を効果的に区切り、快適な職場環境を実現するパーティション工事。

しかし、パーティション工事がどのようなものなのかイメージがつかみにくい方もいるのではないでしょうか。

本記事では、パーティション工事の種類・費用・選び方まで実例を交えて詳しく解説します。

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パーティション工事とは?基本とメリットを解説

パーティション工事とは

最初に、パーティション工事について解説します。

パーティションの役割と重要性

パーティション工事とは、オフィスや店舗の空間を区切るための間仕切り壁を設置する工事です。

単なる空間の仕切りではなく、働きやすい環境づくりや業務効率の向上に直結する重要な要素といえます。

また、近年のオフィス環境では、オープンスペースと個室のバランスが求められています。

会議室、応接室、執務スペース、リフレッシュエリアなど、用途に応じた空間を柔軟に作り出すことで、従業員の生産性向上や企業イメージの向上にもつながります。

パーティション工事のメリット

ここでは、パーティション工事の4つのメリットについてお話しします。

プライバシーの保護

パーティションを設置することで、会議内容や個人情報を扱う業務が外部から見えにくくなり、セキュリティの向上につながります。

特に金融機関や医療機関、法律事務所など、機密性の高い情報を扱う企業にとって必須の設備といえます。

集中力の向上

視界を遮ることで周囲の動きが気にならなくなり、業務への集中力が高まります

特にデスクワーク中心の部署では、パーティションの設置により作業効率の向上につながりやすくなります。

音響の改善

遮音性のあるパーティションを選ぶことで、電話対応や会議の声が他のエリアに漏れにくくなります

騒音ストレスの軽減は、従業員の満足度向上にも直結します。

空間の有効活用

天井まで完全に仕切る必要がない場合、パーティションなら建築確認申請が不要で、短期間・低コストで空間を区切ることができます

また、レイアウト変更の際も柔軟に対応できるため、事業の成長に合わせた空間づくりが可能です。

パーテーションと造作壁の違い

ここでは、パーティション工事と内装工事の違いについて表で説明します。

項目 パーティション 造作壁
工期 1〜3日程度 1〜2週間程度
費用 比較的安価 高額
建築確認申請 原則不要 必要な場合あり
撤去・移設 比較的容易 困難
遮音性 中〜高
デザイン性 規格品が中心 自由度が高い
耐用年数 15年程度 建物と同等

パーティション工事は短工期・低コストで移設も簡単に行えますが、デザインの自由度は限られます

一方、造作壁による内装工事は高額で工期も要しますが、高い遮音性と自由なデザインが魅力です。

このため、用途や予算に応じた選択が重要です。

パーティションの種類と特徴

パーティションの種類

続いては、パーティションの種類と特徴について解説します。

設置方法による分類

最初に、設置方法による分類を表で見ていきましょう。

タイプ 特徴 設置期間 移設 適した用途
施工型パーティション 床・天井に固定、高い遮音性 2〜5日 可能だが手間がかかる 会議室、役員室、応接室
簡易型パーティション 自立式、工事不要 即日〜1日 容易 執務スペースの簡易間仕切り
可動式パーティション レールで移動可能 3〜7日 不可(その場で移動) 多目的ホール、研修室

固定式の施工型は遮音性が高く会議室向き、自立式の簡易型は即日導入でき執務室の仕切りに最適です。

レール移動の可動式は、多目的室など柔軟な空間活用に向いています。

このため、用途や設置期間、移設の有無で選ぶのがおすすめです。

施工型パーティションの特性とメリット

施工型パーティションは、床と天井にしっかりと固定する本格的な間仕切りです。

スチールパーティション、アルミパーティション、ガラスパーティションなどがあり、遮音性や耐久性に優れています。

主なメリットは、以下の点です。

  • 高い遮音性能(最大-45dB程度)
  • 安定感のある構造
  • 配線やコンセントの組み込みが可能

特に会議室や役員室など、プライバシーと機能性を重視する空間に最適です。

簡易型パーティションの特性とメリット

簡易型パーティションは、床に置くだけで設置できる自立式の間仕切りです。

パネル型、ついたて型、ローパーティションなどがあり、工事不要で即日使用できます。

レイアウト変更が頻繁に発生する執務スペースや、一時的な空間分割に適しています

初期費用が抑えられ、賃貸オフィスでも原状回復の心配がない点が大きなメリットです。

素材による分類

素材 特徴 遮音性 価格帯 主な用途
スチール 頑丈、遮音性高い 中〜高 会議室、個室
アルミ 軽量、錆びにくい 執務スペース、廊下
ガラス 開放感、採光性 △〜○ エントランス、会議室
木製 温かみ、高級感 役員室、応接室
樹脂・化粧板 デザイン豊富 低〜中 一般執務室

頑丈で遮音性が高いスチールは会議室、軽量なアルミは執務室に最適です。

また、開放感のあるガラスはエントランス、温かみのある木製は役員室、安価で多彩な樹脂は一般執務室と、素材ごとに遮音性や価格、最適な用途が異なります。

機能性による分類

機能 特徴 価格への影響 適した場面
遮音タイプ 高密度素材、二重構造 +30〜50% 会議室、応接室、電話ブース
透明・半透明タイプ ガラスやアクリル使用 +20〜40% オープンな雰囲気を維持したい空間
防火タイプ 不燃材料使用 +15〜30% 避難経路、法規制のある建物
配線対応タイプ 電源・LAN配線可能 +10〜25% デスク周辺、会議室

遮音、透明、防火、配線対応など、機能付加により価格は1〜5割増となります。

会議室には遮音、開放感にはガラス、法規制には防火、デスク周りには配線対応と、場面に応じた機能選択がコストを削減するために重要です。

パーティション工事の費用相場とコストを抑える方法

パーティション工事にかかる費用

次に、パーティション工事にかかる費用の相場とコストを抑える方法について解説します。

パーティション工事の費用内訳と相場

パーティション工事の費用は、種類や仕様、施工面積によって変動します。

一般的な費用相場は以下の通りです。

費用項目 内容 相場(1平米あたり)
パーティション本体 材料費 15,000〜80,000円
施工費 取付・組立工賃 5,000〜15,000円
ドア・建具 開き戸、引き戸など 30,000〜150,000円/ヵ所
電気工事 コンセント、照明 10,000〜30,000円/ヵ所
運搬・諸経費 搬入、養生、廃材処分 総額の10〜15%

上記の表を参考にしながら、具体例を見ていきましょう。

具体例:10平米の会議室をスチールパーティションで施工する場合

項目 金額 詳細
パーティション本体 250,000円 25,000円/平米×10平米
施工費 100,000円 10,000円/平米×10平米
ドア(開き戸) 80,000円
電気工事 40,000円 コンセント2ヵ所
諸経費 47,000円
合計 517,000円

上記の場合は、合計が約52万円です。

パーテーション工事のコストを抑えるポイント

次に、パーティション工事のコストを抑えるポイントについて解説します。

既製品を活用する

オーダーメイドではなく、メーカーの規格品を選ぶことで、コストを20〜30%削減することができます。

なお、主要メーカーは豊富なラインナップを用意しており、標準サイズを組み合わせることで、ほとんどの空間に対応することが可能です。

機能を絞り込む

すべての空間に最高級の遮音性能が必要なわけではありません。

用途に応じて仕様を選ぶことで、過剰投資の防止につながります。

例えば、一般執務室なら標準仕様、重要会議室のみ高遮音仕様にするなど、メリハリをつけることが重要です。

施工時期を調整する

また、繁忙期(3月、9月)を避けることで、工事費用の交渉がしやすくなります。

さらに、複数の見積もりを取得し、比較検討することで、予算に見合った会社を見つけることができます。

まとめて発注する

複数フロアや複数ヵ所の工事をまとめて発注することで、スケールメリットが生まれます。

また、機材の搬入費用や諸経費が分散され、トータルコストを抑えることもできます。

パーティション工事の勘定科目と耐用年数

では、パーティション工事の勘定科目について見ていきましょう。

勘定科目の判断基準

パーティション工事の勘定科目は、その性質によって異なります。

建物附属設備(資産計上)の場合

  • 天井まで達する固定式パーティション
  • 建物と一体化した構造物
  • 取得価額が10万円以上

天井まで固定され、建物と一体化しているパーティションは「建物附属設備」として資産計上されます。

なお、取得価額が10万円以上で、容易に取り外せない構造のものが主な対象です。

器具備品の場合

  • 簡易的な可動式パーティション
  • 容易に移設可能なもの

容易に移設が可能な簡易的な可動式パーティションは、建物とは切り離して「器具備品」として扱います。

この場合、機能や移動のしやすさが大きな判断基準です。

修繕費(経費処理)の場合

  • 既存パーティションの補修
  • 取得価額が10万円未満
  • 一時的な仮設パーティション

既存品の補修や、取得価額が10万円未満のもの、一時的な仮設パーティションなどは、資産に計上せず、その期の「修繕費」などとして経費処理することが可能です。

耐用年数と減価償却

税法上の耐用年数は、以下のように定められています。

スチールパーティション 15年(金属製建具)
アルミパーティション 15年(金属製建具)
木製パーティション 8年(木製建具)
簡易型パーティション 3〜5年(器具備品)

パーティションは、定率法または定額法で減価償却を行います。

中小企業の場合、30万円未満なら少額減価償却資産として一括経費計上も可能です(年間合計300万円まで)。

失敗しないパーティションの選び方と導入時の注意点

パーティションの選び方

次に、失敗しないパーティションの選び方と導入時の注意点について解説します。

用途・目的に合わせたパーティション選び

主な用途と重視すべき性能について表にまとめました。

用途 推奨タイプ 重視すべき性能 目安予算(10平米)
役員室・応接室 スチール(高遮音)、木製 遮音性、高級感 50〜80万円
会議室 ガラス(高遮音)、スチール 遮音性、採光性 40〜70万円
執務スペース アルミ、ガラス(標準) コスト、開放感 30〜50万円
受付・エントランス ガラス(デザイン性重視) デザイン性、透明感 50〜100万円
倉庫・バックヤード スチール(標準仕様) 耐久性、コスト 25〜40万円

役員室や会議室は遮音性や高級感を重視し、スチールや木製、ガラスを用いて40〜80万円が目安です。

また、執務室や倉庫はコストと機能を両立させ30万円前後から、受付はデザイン重視で最大100万円程度を準備しておくとよいでしょう。

オフィス環境とデザインの調和

パーティションは機能面だけでなく、オフィス全体のデザインコンセプトとの調和も重要です。

カラーコーディネート 

壁や床、家具との色合いを統一することで、洗練された空間になります。

なお、白やグレーなどの中性色は、どんなオフィスにもマッチしやすく、将来的なレイアウト変更にも対応しやすいでしょう。

採光とのバランス

 完全に遮断するより、ガラスパーティションや上部開口タイプを選ぶことで、自然光を取り入れることができます。

オフィスの明るさは従業員の気分や生産性に直結するため、慎重に検討しましょう。

空間の広がり感

ガラスパーティションは視覚的な広がりを保ちながら空間を区切ることができるため、狭いオフィスでも圧迫感を軽減することが可能です。

なお、透明度を調整したり、フロストガラスを部分的に使用したりするなど、プライバシーとのバランスを考慮しましょう。

消防法や建築基準法への適合

パーティション工事では、法規制への適合も重要です。

防火区画の確認 

建物の用途や階数によっては、防火区画が必要です。

なお、防火パーティションは認定品を使用し、天井裏まで達する施工が求められます。

避難経路の確保 

パーティションで避難経路を塞がないよう、動線計画も重要です。

また、消防署への届出が必要な場合もあるため、施工業者と事前に確認しましょう。

天井高の制限

建築基準法では、居室の天井高は2.1m以上と定められています。

パーティションを設置しても、この基準を満たす必要があります。

遮煙性能

煙感知器の配置やパーティションの高さによっては、煙を遮断する性能が求められます。

特に大規模オフィスでは、消防設備との連携を考慮した設計が必要です。

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パーテーション施工の流れ

パーティション工事の流れ

ここでは、パーティションの流れを説明します。

パーティション工事の一般的な施工の流れ

パーティション工事は、計画から完成まで以下のステップで進行します。

  • ヒアリングと現地調査(1〜2週間前) 

用途、予算、デザインの希望を伺い、現地で採寸と建物構造を確認します。消防設備や電気配線の位置も調査します。

  • プランニングと見積もり提示(1週間前)

最適なパーティションタイプを提案し、レイアウト図面と詳細見積もりを作成します。複数案を比較検討していただけます。

  • 契約と最終確認(3〜5日前)

仕様とスケジュールを確定し、契約を締結します。材料の発注と施工スケジュールを調整します。

  • 搬入と養生(施工当日朝)

資材を搬入し、床や既存設備を保護するための養生を行います。エレベーターや共用部も整備します。

  • 墨出しと下地確認(施工1日目午前)

床と天井にパーティションの設置位置を正確にマーキングし、下地の強度を確認します。必要に応じて補強を行います。

  • パネル組立と設置(施工1〜2日目)

パネルを組み立て、レールやランナーを固定します。垂直・水平を確認しながら、丁寧に設置していきます。

  • 建具取付と電気工事(施工2〜3日目)

ドアやガラスを取り付け、コンセントやスイッチの配線工事を行います。照明器具も設置します。

  • 仕上げとクリーニング(施工最終日)

コーキングやタッチアップで仕上げを行い、養生を撤去して清掃します。

  • 完了検査と引渡し(施工最終日夕方)

お客様立会いのもと、動作確認と仕上がりを検査し、引き渡します。使用上の注意点もご説明します。

上記は一般的な流れであり、設置するパーティションの量などにより工期は変化します。

このため、いつまでにパーティション工事を終わらせたいかを決め、施工会社と詳細に打合せする事が大切です。

事例から学ぶパーティション工事の成功例

ここからは、弊社のパーティション工事の事例を4つ紹介します。

事例1:スチールパーティションで清潔感のある個室空間

1事例目は、白いスチールパーティションを使用した個室の施工事例です。

パーティション工事の事例写真

天井までは達しない高さで設置されており、上部が開放されているため空調の効率や音響のバランスを考慮した設計となっています。

また、壁面は清潔感のある白色で統一され、シンプルで落ち着いた印象です。

パーティション工事の事例写真

ドアには防音性の高い仕様を採用し、プライバシーを確保しながらも圧迫感のない空間に仕上がっています。

上部の開口部により、完全な閉塞感を避けつつ、必要な遮音性とプライバシーを両立させています。

シンプルなデザインのため、さまざまな用途に対応できる汎用性の高い空間となっています。

事例2:全面ガラスパーティションで開放感あふれる窓際会議室

2事例目は、アルミフレームの全面ガラスパーティションで仕切られた会議室の事例です。

パーティション工事の事例写真

窓際の好立地を活かし、外の眺望を楽しみながら独立した空間を確保しています。

また、透明ガラスを使用することで外の明るい光が室内全体に行き渡り、開放的な雰囲気を演出しています。

床には鮮やかなグリーンのカーペットを敷き、視覚的なアクセントとリフレッシュ効果を生み出しています。

パーティション工事の事例写真

黒のアルミフレームがモダンな印象を与え、都会的なオフィス空間にマッチしています。

ガラスパーティションの特性を活かし、視界を遮らずに音の問題を解決した事例です。

事例3:ブラックフレームガラスパーティションの施工中の様子

3つ目は、白いスチールパーティションとガラスパーティションを組み合わせた複合タイプの施工事例です。

パーティション工事の事例写真

広い空間の中に、独立したスペースを設けるプロジェクトとなっています。

白いスチールパーティションを基本としながら、上部は開けておくことで採光と開放感を確保しています。

パーティション工事の事例写真

左側には全面ガラスパーティションを採用し、視覚的な広がりを演出しています。

また、床には鮮やかなグリーン(ライムグリーン)のカーペットを敷き、視覚的なアクセントとリフレッシュ効果を生み出しています。

スチールとガラスの特性を活かし、プライバシーと開放感のバランスを取った設計となっています。

事例4:複合デザインで個性を演出した多目的スペース

4つ目は、白いスチールパーティションとアルミフレームガラスを組み合わせた複合タイプの事例です。

パーティション工事の事例写真

写真からは、イエローのアクセント壁が印象的で、明るく活気のある雰囲気を演出しています。

白を基調としたパーティションに、部分的にガラスや色壁を組み合わせることで、単調にならない空間デザインを実現しています。

パーティション工事の事例写真

複数のエリアを同時に施工することで、統一感のあるデザインを保ちながら、それぞれのエリアに個性を持たせた事例です。

まとめ

パーティション工事のまとめ

オフィスパーティション工事は、空間を有効活用し、快適な職場環境を実現するための重要な投資です。

用途に応じた適切な種類選び、予算とのバランス、法規制への対応など、検討すべき点は多岐にわたります。

本記事でご紹介した事例のように、スチール、アルミ、ガラスなど素材や組み合わせ方によって、さまざまな雰囲気と機能性を実現することができます。

しかし、天井までのパーティションを設置する際は防災設備、換気・空調設備などの移設・増設といった予定外の工事が発生する場合があるので注意が必要です。

オフィスインテリアでは、店舗やオフィスの移転工事、新装工事、改装工事など、幅広い施工実績を持ち、お客様のご要望に合わせた最適なプランをご提案しています。

また、現地調査から施工、アフターフォローまで一貫して対応し、お客様の理想のオフィス空間づくりをサポートいたします。パーティション工事でお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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